「こうもり」出演者プロフィール


指揮

諸遊耕史(もろゆう・こうじ)

群馬県高崎生まれ。桐朋学園大学卒業。同指揮教室修了。 指揮を秋山和慶、山本七雄、高階正光、湯浅勇治各氏に師事。ピアノを渡辺洋子、塩野圭子各氏に師事。 新国立劇場、東京室内歌劇場、日生劇場、首都オペラ、藤原歌劇団などでアシスタントを務める。 江東オペラで数多くの公演の指揮をする。

 

 

 

 

演出

根岸幸(ねぎし・さち)

東京都出身。大学ではフルートを専攻、在学中に観た一本のオペラで演出に興味を持ちオペラの世界に進む。大学卒業後オペラの舞台のスタッフとして数作品に参加、ドイツではケルン歌劇場にて短期の研修をし、帰国後演出助手として活動を始める。新国立劇場、びわ湖ホール、日生劇場、首都オペラ、TOP等で演出助手として活動。演出作品に「ファルスタッフ」、「オペラ落語 ドン・ジョヴァンニ」、「ラ・ボエーム」など。最近ではチラシ等のデザインも手掛けている。

 

 

アイゼンシュタイン

室町泰史(むろまち・やすし)

東京都出身。中央大学総合政策学部卒業。暁星小学校聖歌隊で合唱を始め、同高等学校在学中に豊島正伸氏の指導を受け声楽を始める。2011年、テアトロ・カーリ・アミーチ公演「蝶々夫人」のヤマドリでオペラ初出演。以降、すみだオペラ、Viva la voce、荒川オペラシリーズ、オペラ工房CAPERA、オペラクリエート・ルーナキアーラほか諸団体の公演に「こうもり」アイゼンシュタイン、「仮面舞踏会」レナート、「椿姫」ドビニー侯爵、「カルメン」モラレス、「ジャンニ・スキッキ」アマンティオ・ディ・ニコラーオ、「メリー・ウィドウ」クロモウ、「アンドレア・シェニエ」フレヴィル、「トスカ」シャッローネなどで出演。また、「第九」ソロのほかコンサートにも多数出演。また、オペラから昭和歌謡まで幅広いジャンルの音楽を手掛ける声楽とピアノのユニット「STAY」メンバー。声楽を澤木和彦氏に師事。

 

 

ロザリンデ

浅川荘子(あさかわ・そうこ)

東邦音楽大学卒業。東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース修了。「仮面舞踏会」アメーリア、「ラ・ボエーム」ミミ、「フィガロの結婚」ケルビーノ、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「こうもり」アデーレなど多数のオペラやオペレッタ、ソロリサイタル、オーケストラとの共演コンサートのソリスト、さらにポピュラー音楽も交えたレストランライブ等、幅広い分野での舞台経験を持つ。ウィーンをはじめヨーロッパ各地で演奏活動も行っている。近年ではすみだオペラに「カルメン」メルセデス、「魔笛」第二の侍女で、埼玉オペラ協会「こうもり」にイーダで出演するほか、2015から4年連続で文化庁学校巡回公演のオペラ「てかがみ」の接客係役を務めている。藤原歌劇団準団員、東京室内歌劇場会員。

 

 

フランク

志村文彦(しむら・ふみひこ)

武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。第27回日伊コンコルソ第一位入賞。二期会公演「ドン・ジョヴァンニ」の騎士長役でデビュー後、「シモン・ボッカネグラ」、「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「チェネレントラ」、「タンホイザー」、「ホフマン物語」、「ファルスタッフ」、「バラの騎士」、「メリー・ウィドウ」、「こうもり」、「ナクソス島のアリアドネ」に出演。新国立劇場では「魔笛」、「サロメ」、「椿姫」、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「蝶々夫人」、「フィガロの結婚」、「愛怨」、「トスカ」、「夜叉が池」、「花言葉」、子ども劇場「ジークフリートの冒険」、びわ湖ホールでは「ばらの騎士」、「トゥーランドット」、「ルル」、「ラインの黄金」、日生劇場では「沈黙」、「ルル」、「アラジンと魔法のランプ」、「後宮からの逃走」、錦織健プロデュースオペラでは「コシ・ファン・トゥッテ」、「セヴィリアの理髪師」、「ドン・ジョヴァンニ」、「後宮からの逃走」、すみだオペラでは「ラ・ボエーム」、「こうもり」、「蝶々夫人」、「メリー・ウィドウ」、「椿姫」、「カルメン」と幅広い役柄で多数出演。また、2018年にはフランス国立ラン歌劇場にて三島由紀夫原作、黛敏郎作曲のオペラ「金閣寺」に出演。二期会、啓声会各会員。東京音楽大学講師。

 

 

オルロフスキー

日向由子(ひなた・よしこ)

東京藝術大学声楽科卒業後、イタリアに留学。国立パルマ音楽院“アリーゴ・ボイト”卒業。在伊中にイタリア、オーストリアにおいてモーツァルトのミサ曲のソリストとして出演。第1回 横浜国際音楽コンクール声楽部門第2位、第3回 ルーマニア国際音楽コンクール声楽部門第3位、第22回 アジア国際文化芸術フェスティバル金賞、第20回 太陽カンツォーネ・コンコルソ(クラシック部門)第2位など受賞歴多数。オペラや宗教曲のソリストとして活躍するかたわら、クラシックだけでなくカンツォーネのステージなど幅広く精力的な演奏活動を続けている。デビュー・アルバム「アル・ディ・ラ~美しきイタリアンメロディー」をリリースし、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門 <ベスト・ニュー・アーティスト>受賞。現在、藤原歌劇団団員、日本演奏連盟会員、よみうりカルチャー講師。

 

 

アルフレード

上野毅(うえの・たけし)

明治大学政治経済学部卒業。高校・大学を通じて男声合唱に勤しみ、グリークラブにてトップテノールのパートリーダーを務めた。現在、明治大学グリークラブOB合唱団駿河台倶楽部をはじめ複数の合唱団に所属し、東京六大学OB合唱連盟演奏会のほか多数の演奏会に出演。近年は合唱のみならずソロでの演奏にも精力的に取り組み、すみだオペラ第5回公演「椿姫」ジュゼッペ役にてオペラ初舞台、その他「H-dur!」、「Tempo Primo」などの自主公演にて好評を博している。声楽を池田香織氏に師事。

 

 

ファルケ

平尾弘之(ひらお・ひろゆき)

香川県出身。東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。竹内肇、中村義春、栗林義信、田口興輔各氏に師事。「夕鶴」の惣ど役でオペラデビュー。その後、「ウィーン気質」カグラー役、「ランメルモールのルチア」エンリーコ、「カルメン」エスカミーリョ、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、ショナール、「フィガロの結婚」フィガロ、伯爵、「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、ドン・アルフォンソ、「魔笛」パパゲーノ、ザラストロ、「セヴィリアの理髪師」フィガロ、「愛の妙薬」ベルコーレ、「ジャンニ・スキッキ」ジャンニ・スキッキ、「道化師」トニオ、シルヴィオ、「仮面舞踏会」レナート、「アドリアーナ・ルクヴルール」ミショネ、「オテロ」ヤーゴ、「椿姫」ジェルモン役で出演。ソレイユ 春の声声楽コンクール第3位。藤原歌劇団準団員。

 

 

アデーレ

富永美樹(とみなが・みき)

慶應義塾大学法学部卒業。ジュリアード音楽院イヴニングディヴィジョンにてジョイス・マクリーン氏に師事。2007年NYコスモポリタンクラブにて初リサイタルを開催。「魔笛」夜の女王、「フィガロの結婚」スザンナ、「椿姫」ヴィオレッタ、「リゴレット」ジルダ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「カルメン」ミカエラ、「劇場支配人」ジルバークランク、「子供と魔法」火・ウグイス、その他多数のオペラに出演。クラシック以外にも昭和歌謡、シャンソン、童謡コンサートなど演奏の幅を広げている。2015年5月にはオランダ在住のチェンバリスト天野乃里子氏と古楽のリサイタルを開催、2018年6月にはHakuju Hallにてソロリサイタルを開催し、好評を博した。東京室内歌劇場会員。セブンカルチャークラブ講師。

 

 

フロッシュ

与座よしあき(よざ・よしあき)

お笑いコンビ「ホーム・チーム」を経て、現在はピン芸人として活躍。コンビ時代に出演したNHK爆笑オンエアバトルでは、連続オンエア回数25回という番組史上最高記録を叩き出した。毎年行う「与座よしあき単独ライブ」は絶大な人気を誇り、「一人なのに相手が見える」「何もないのに風景が見えてくる」と言われるほどの表現力で、来場者を魅了し、業界関係者にも多くのファンを持つ。俳優としての評価も高く、映画「サマータイムマシーンブルース」「嫌われマツコの一生」「気球クラブ、その後」など、本広克行、中島哲也、園子温といった日本を代表する映画監督の作品に出演。その他、テレビドラマ「勇者ヨシヒコ」「ムコ殿」「ちゅらさん」「都市伝説の女」などでも活躍。また、舞台にも数多く出演し、「向田邦子賞」受賞作家・矢島弘一、「岸田戯曲賞」受賞作家・上田誠(ヨーロッパ企画)らの作品では圧倒的な存在感を誇り、いずれも高評価を得ている。

 

 

ブリント

琉子健太郎(りゅうし・けんたろう)

これまでのオペラへの主な出演は藤原歌劇団「カルメン」レメンダード、文化庁人材育成公演「フィガロの結婚」ドン・クルツィオ、「魔笛」タミーノ、「椿姫」アルフレード、「ランメルモールのルチア」エドガルド、「愛の妙薬」ネモリーノ、「トスカ」カヴァラドッシ、「カルメン」ドン・ホセ、「ウェルテル」ウェルテル、「ホフマン物語」ホフマン、「マハゴニー市の興亡」ジャック、「こうもり」アイゼンシュタイン、「泣いた赤鬼」赤鬼など。また演奏会形式オペラでは「ノルマ」ポリオーネ、「異国の女」アルトゥーロ、「テンダのベアトリーチェ」オロンベッロ、「ドン・カルロ」ドン・カルロ、「仮面舞踏会」リッカルド、「エロディアード」ジャン、「カルメル会修道女の対話」騎士、司祭、「イェヌーファ」ラツァでも好評を得ている。その他、「第九」、「メサイア」のソロ、国内外の演奏会にも多数出演している。藤原歌劇団団員。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師。

 

 

イーダ

寺嶋真衣子(てらしま・まいこ)

埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科、武蔵野音楽大学、同大学院修了。平成5、6年度福井直秋奨学生。同大学卒業演奏会、同大学院研究演奏会、同大学オペラ本公演に「ウィンザーの陽気な女房たち」アンナ役で出演。第9、10回アジア青年ヴォーカルコンサート、読売新聞主催クリスマスコンサート、チェコのギターリスト、ミラン・ゼレンカ氏と共演。多数のオペラに出演。東京建物八重洲ホールにてリサイタルコンサートをおこない好評を博す。第1回JILA音楽コンクール第3位、全日本演奏家協会第7回ソリストコンテストにて奨励賞を受賞。第3回万里の長城杯国際音楽コンクール声楽一般A第3位。野口幸子、菊地初美、佐橋美起、E.マイエロン、G.トゥッチ、R.ヴォイヤー、S.シャシュの各氏に師事。現在武蔵野音楽大学附属多摩音楽教室講師、セブンカルチャークラブ成田講師、武蔵野音楽協会会員。